tag:blogger.com,1999:blog-2343810558691864415.post6020044818231843973..comments2024-03-17T19:54:23.106+09:00Comments on 人生論的映画評論: ミッドナイト・エクスプレス('78) アラン・パーカーUnknownnoreply@blogger.comBlogger1125tag:blogger.com,1999:blog-2343810558691864415.post-87057850361954556082015-07-08T10:55:55.796+09:002015-07-08T10:55:55.796+09:00懐かしい作品です。公開当時ではありませんが、中学生の頃でしょうかビデオテープにダビングして何度も見返...懐かしい作品です。公開当時ではありませんが、中学生の頃でしょうかビデオテープにダビングして何度も見返しました。<br />確かに自分の犯した罪に対する反省的な部分は感じられない映画ではあったかともいます。ただ、異文化の中で地獄を巡りするビリーを見ているうちに、そういった事は帳消しになり、ただ単に「怖い状況(国家)だなー」といった印象が強くなっていくのだろうと思います。<br />友人からの「オリバー・ストーンは日本のトルコ風呂は好きなのに、トルコには厳しいね」なんていうどこかで仕入れた情報に、何となく共感と違和感を覚えながらも、この映像の持つ根源的な魅力には惹き付けられてやまない自分がいました。<br />特にビリーが逮捕されるまでの描写は、全てにおいて秀逸だったと思う。<br />爆弾ではなかったと笑いが起こっている中で、ただ一人汗だくになって恐怖にかられた顔をしているビリーがいる。<br />素直にハシシの密輸班を捕まえた!という流れにしなかったところも、作者の力量の現れだと思う。<br />「トルコ人の登場人物にあえて人格を与えていない脚本だ」「インチキジャーナリズム映画だ」と言われても、私もこの作品の圧倒的映像力を否定する気にはなれない。<br /><br />ただ、昨今のイスラム文化圏との摩擦を鑑みると、こういった作品が国民感情の深層心理を構築している可能性もある訳で、一概に表現の自由だろうとも言い切れない思いも去来する(頑張って難しい言葉を使ってみました)。マルチェロヤンニhttps://www.blogger.com/profile/16745592702180885507noreply@blogger.com